2024/03/29

vol.105 北大東月桃紀行〜前半〜

胸おどる、
ワクワクがとまらない旅。
 
2月中旬の晴れた日、
初めて北大東島を訪れました。
 
那覇空港から、
プロペラの飛行機で約1時間。
 
沖縄最東端の島。
 
歴史散策、ナイトツアー、
すばらしい星空と夕日と朝日、
美しい島の自然、親切な島の人々。
 
本日は旅の一番の目的である
月桃精油の工場見学、
体験させていただいた工程
などをご紹介します。
 
〜月桃精油ができるまで〜
 
まずは、月桃の葉を収穫します。
 
身長よりもはるかに高い
月桃の葉を茎から
鎌を使い手作業で
刈り取っていきます。

北大東島紀行
ど素人でへっぴり腰の私。
10本刈り取るのに
ヒーヒー言っておりましたが
普段はこれを2名で
約500キロも刈り取っているそうです。
すごすぎる!
 
刈り取り、トラックまで
乗せる作業も重労働です。
 
月桃の花の収穫は
ベテラン?の私ですが
茎葉の収穫は全然ダメでした。
 
刈り取られた月桃は
茎と葉に分けられます。
これも全て手作業。

北大東島紀行
この日はたまたま
職業体験の若者たちが
一緒に作業しておりましたが
この工程もいつも2名で
やっているそうな。
どれだけ時間がかかるんだ!!
 
私も体験させていただきましたが
無心で黙々と葉と茎を分ける作業。
腰にきます〜 涙
 
まだまだ作業は続きます。
 
計り、同じ量をかごにいれ、
葉をきれいに洗う作業。

北大東島紀行
そして天日干し。

北大東島紀行
細かく裁断され
巨大な窯に入れて蒸留します。
 
収穫された500キロの
月桃は茎と葉に分かれ
葉のみで150キロ。
 
蒸留は葉のみを使用し
3時間ほど蒸留します。

北大東島紀行
時間をかけて、手間をかけて
採れる精油はたったの150ミリです。
 
ちょっとちょっと!
大変すぎやしませんか?
 
月桃の精油が希少なのは
分かっていたことですが
 
工程をゼロから
拝見させていただき
身に染みて価値を理解できました。
 
月桃の精油高い〜と
言っていた自分を
こらしめたいです。
 
月桃工場で精油を作り続けて
15年以上のベテランの
NさんとKさん。

お二人で収穫から
精油の抽出までを行っていることに
心からのリスペクトを込めて
「師匠」と呼ばせていただきました。
 
体験させていただいたことで
ますます月桃に魅了され
愛着が深まりました。
 
手間ひまかけて
抽出された月桃の精油。
 
もっと色んな人に知っていただき、
役立ててもらいたいなと
改めて心から思った
貴重な体験でした。
 
最後に、蒸留し終わった葉に
足をつけて月桃風呂体験。

北大東島紀行
超贅沢な時間。
月桃の香りで癒され、
心も体もポカポカになり
足もツルツル。
 
写真右にいらっしゃるのは
今回旅をアテンドしてくれた
ディーラボ株式会社の
屋良朝香代表。
 
朝香さんは
北大東島と沖縄本島、
そして日本全国を繋ぐ
お仕事をされています。
 
彼女のおかげで
貴重な数々の体験を
することができました。

まだまだ
北大東島の思い出はたくさん。
全然書き足りませんが
今回はこの辺で。
 
北大東島紀行後半はまた来月!
 
最後に北大東島で見つけた
1つだけ咲いていた月桃のお花。
 
いとおしや。

北大東島紀行